水沼歯科医院 Blog

2016.08.31更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今日は前回の続きで「知覚過敏症の治療法」についてです。

前回書きましたが、知覚過敏症を根本的に治すということは歯科だけでは困難かと思います。理由はストレスを取り除かなくてはならないからです。

歯科でできることは
1.痛みがある歯から痛みを取り除く
2.痛む前に歯が痛くなるのを予防する
この2つです。

では順に説明していきましょう。

まず、すでに痛みがある歯に対してどうするか?
これは、薬を塗るくらいしか手立てがありません。それも1回では改善が見られない場合があります。直接神経に塗るということができませんし、エナメル質という硬い組織がありますから、なかなか効きません。

あとは予防です。これはナイトガードと言って歯ぎしりから歯を守るのを目的としています。歯同士が噛み合うとどうしても知覚過敏になりやすいので、ナイトガードを装着して歯ぎしりから歯を守ります。それによって、知覚過敏を起こさないようにします。知覚過敏は他の原因でも起こることはありますが、歯ぎしりで起こることが多いですからこれが一番だと思います。ただ、すぐに改善するということはありませんので、時間はある程度かかります。

知覚過敏症は何をすると必ず改善するというものではないので、なかなかこれという治療法はありませんが、原因を元から絶たないと再発する可能性があります。なので、食いしばりの自覚のある方や、歯ぎしりをしている形跡を歯医者さんに指摘されたらナイトガードを着用し、予防策をとることが肝要です。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.08.25更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今回は2回にわたって知覚過敏症についてお話します。

みなさん、暑い夏、アイスを食べたり、ジュースやアイスコーヒーを飲んだりと冷たいものを食する機会が多いと思います。そんな時、思わず頬に手を持っていくことがありませんか。歯がしみて「痛〜」って思うことが。

そんな時、確かに虫歯の可能性もありますが、実は知覚過敏症ということが多いですね。

歯がしみるイコール虫歯、ということで来院される方が結構おられますが、以外と虫歯は少なく、知覚過敏症ということが多いです。知覚過敏症はどうやって直すかというと、薬剤を塗って治すということが多いのですが、なかなかすぐには治りません。その原因は知覚過敏がどうやって起こるかを探っていくと理解できると思います。

知覚過敏症の一番の原因は、歯ぎしりだとされています。そしてその歯ぎしりの原因となるのが、ストレスです。歯ぎしりすることで、ストレスを解消しようとします。起きている時なら気づきますから、それを止めることもできるでしょう。しかし、この歯ぎしりは寝てる間にするから止めようがありません。

逆に言うなら、ストレスを解消しようと歯ぎしりをするわけですから、止めるとストレスをためて他のところに症状が出るということになってしまいます。

となると根本的にストレスをなくすということがいいのでしょうが、そう簡単にストレスを解消するということは困難でしょう。人によって、何がストレスなのかということも変わってきますしね。

では治療法は次回。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.08.22更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今回は、皆さんからよく聞かれる「虫歯の話」です。

よく聞かれるのですが、「ちっちゃな虫歯だったのに、歯医者行ったらめっちゃ削られて、被せ物(詰め物)になった。なんでやねん」 と

これにはちゃんと理由があります。

もちろん 当院では、患者様とコミュニケーションをとることを第一に考えて治療を行っていますので、しかりご説明し、ご理解いただいているとは思うのですが、改めて説明させていただきます。

これは、歯の構造上の問題です。 
歯は体の中で一番硬い組織です。骨よりも断然硬いです。エナメル質の下の象牙質も骨よりはちょっと硬い組織です。歯は硬い組織ですが、酸によって虫歯(う蝕)を作るのです。そのう蝕はエナメル質を構成するエナメル小柱に沿って進んでいきます。そのエナメル小柱がかむ面(咬合面)では ハの字に走行しています。なので表面は黒い点かもしれませんが、中はハの字に広がっていますので、中の方が進行しているということになるのです。

象牙質は象牙細管が逆ハの字に走行していますので、外が大きく中は小さいということになります。

話を戻しますが、中の方が広くう蝕を起こしていることになるので(エナメル質は)、中を掘って詰め物をすると一部下にエナメル質がないところに詰めることになります。すると歯がパキッと折れたりするので、上の方も折れないように下と同じように削ります。そのため大きくなったような形になるのです。
決して大きくしようとしているのではなく、その方が歯のためですよということです。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.08.10更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今日も続きで、歯pediaをお届けします。

前回、歯は硬いけれど脆い、という話をしましたね。エナメル質は確かに硬いのですが、単一構造を取っているのではないので、その下にある象牙質はモース硬度でいうと5から6と、エナメル質より柔らかいのです。さらにその下は神経ですから、非常に柔らかいというか、モース硬度では表せませんね。

だから、表面は硬いけれど、中は柔らかい構造になっています。これも前回ちらっと書きましたが、その硬いエナメル質でも酸には弱いのです。その酸を作るのがいわゆる虫歯菌(主にストレプトコッカス・ミュータンス)です。

その虫歯菌が作った酸によって、硬い硬い、鉄より硬いエナメル質に虫歯(う蝕)を作ります。

鉄より硬いのに(歯が)酸でやられてしまうって、エイリアンのようですね。まあ、歯にしてみれば、まさしくエイリアンですけどね。

だからそのエイリアンが酸を作れないように、口腔ケア(ブラッシングなど)をするのです。虫歯菌が酸を作らない、作れない環境を保てば勝ちです。

確かに虫歯ができたら、ご自身で治すことは不可能ですから、我々の出番ですが、酸を作れない環境を常に保っておけば・・・ これはみなさんにも可能ですよね。なのでお口のケアが重要となってくるのです。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.08.09更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

本日は、wikipediaならぬ歯pedia。
歯の構造についてのお話です。

一口に歯と言っても実際は4つのパートからできています。均一の構造をしているものではありません。
歯肉より上は外側から、「エナメル質」、「象牙質」、「歯髄腔(神経)」。歯肉の中ではこれも外から「セメント質」、「象牙質」、「歯髄腔(神経)」となります。

皆さん ご自身の骨ってすごく硬いイメージがないですか?

実は、歯(エナメル質)は骨より硬いのです。モース硬度(硬さの基準)で骨は4から5(鉱石でいうと銅や鉄程度)、エナメル質は7から8(鉱石でいうと水晶程度)。当然ダイアモンドは一番硬くてモース硬度は10です。

また、ここでいう硬さとは、傷がつく、つかないという基準で決められたもので(モース硬度)、堅牢さ(じん性。叩いた時に壊れるかどうか)ではありません。

そんな硬い歯ですから、その歯を支えている顎がしっかりとしていれば、一般のものならなんでも噛むことができます。何せ鉄より硬いのですから。
そうです、鉄より硬いのです。かと言ってフォークやスプーンをかじることはできませんけどね。

歯はそんなに硬いのです。ある意味そんな歯を溶かしてしまう酸はすごいです。

歯は確かに硬いのですが、硬いだけあって、脆さも備えています(ダイアモンドが、ハンマーで叩くと砕けるように)。

硬いけど脆い。それが歯の特性なのです。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.07.29更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院院長の水沼武史です。

毎日暑いですね。
歯科で「厚い」といえば、歯石です。

年齢を重ねると、若い頃に比べ、体力はどうしても落ちてきます。お口の中も同じで、壮年期には実に9割の方が歯周病にかかっているとの報告もあります。歯周病は様々なトラブルを引き起こし、最終的に歯を失うといった大事になるケースがあります。そうなる前にできること、セルフケアをしなければなりません。

歯周病予防には、まず、歯石の元、歯垢(プラーク)を取り除くことです。その為にブラッシングをする大切さ、みなさん、1度は耳にしたことがあるかと思います。

朝の忙しい時間、疲れている時、育児や家事、仕事に追われている時、毎日時間をかけ、丁寧にブラッシングするということは、最初の一歩としては、かなりハードルが高いかと思います。

そこで提案です。初めは1週間に1度、慣れてきたら3日に1度。まずは、日頃の歯磨きに加え、フロスや歯間ブラシも使い、ゆっくりブラッシングする習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

慣れてきたらそれが習慣になりますので 、慣れるまで、意識して取り組んでみてください。ブラッシングだけではどうしても取りきれない汚れがあります。これが歯石となり悪循環を引き起こします。その為に、定期的な歯のお掃除をクリニックでする事をお勧めします。

歯周病の予防、改善は、日頃のブラッシングです。フロスや歯間ブラシを使用し、日々コツコツ、丁寧にケア。そして、歯医者で定期的な歯のクリーニング。これに限ります。

ご自身の健康の為、がんばってくださいね。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.07.23更新

みなさん、こんにちは。
大阪市北区にある「水沼歯科医院」、院長の水沼武史です。

今回は当院にもあるCT(コンピュータ断層撮影)についてお話ししたいと思います。
近年歯科用のCTはコンパクトになったことにより、爆発的に導入医院が増えてきています。世界でもこれだけCTが導入されている国は少ないと思います。

ある意味、それだけ精度の高い治療が行えることの裏返しなのですが、やはり撮影すれば、それだけの量の放射線を浴びることになりますから、何でもかんでもCT撮影ということにはなりません。また、保険診療においてCTが撮影出来る場合というのが決まっていますから、治療費にも響いてしまいます。以上の理由から、当院でもケースを慎重に選んで、撮影を行っています。

確かに、以前と比べたら一回のCTによる被ばく線量(放射線量)は格段に少なくなりました。そういうこともあって歯科でも導入する医院が多くなったのですが、当院ではやはり被ばく線量が少ないものを選べるときはその方法をファーストチョイスしています。以前からある方法で十分診断ができる場合はそちらを選びます。つまり、そのような方法では診断が不確定という場合にのみCTを撮影させていただいています。なんでも新しい方法がいいというものではないからです。

ケースを選んでこそ、CTの便利さ、診断の高さというのがわかるのであって、何でもかんでもCTという考え方には賛成いたしかねます。だから、なんでも相談してくださいね。当院では、できるだけ体に優しい方法を選んで行います。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.07.22更新

みなさん、こんにちは。
大阪市北区にある「水沼歯科医院」、院長の水沼武史です。

今回は前回の続きの顎関節症です。
顎関節症は大人だけがなるものではありません。成長期の子供さんでもなることがあります。特に、毎日勉強漬けの学生さん。受験だなんだかんだでストレスも大人顔負けでしょう。そんな学生さんの問題は、

1. 様々なストレスを知らない間に受けている
2. 勉強中に、気がつくと頬杖をついている

という方が多いのではないでしょうか?
子供は成長期もあってどんどんと体が変化していきます。精神的な変化もあれば、体格などの変化もあるでしょう。体格の変化は精神的な変化以上に大きなものではないでしょうか。

勉強中に頬杖をつくということは知らず知らずのうちに顎を片側に押しているということです。するとそのうちに顎の形が変わってしまい、顎関節症になることもあるのです。

放っておくと左右の顎の長さが変わってしまい、口をまっすぐ開けられない、そのうちに、顎を開けようとすると顎がカクカクと音を鳴らすようになってしまいます。そのあとは口が開かないとか、痛みが出てきます。

実際、痛みを消すとか、口を開けるようにするのは普通のクリニックでも可能でしょう。しかし、もっとひどくなると場合によっては手術が必要になってきます。

誰も痛いことはしたくないですから、そうなる前に早めにクリニックを受診する必要が出てきます。そんな症状があるなら、一度クリニックを訪ねてください、早め早めの対処が有効となります。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.07.20更新

みなさん、こんにちは。
大阪市北区にある「水沼歯科医院」、院長の水沼武史です。

最近、顎関節症の人が増えてます。患者様がクリニックにいらして、「はい口を開けてください」 なんていうときに、”あれっ”と思う時が時々あるんですよね。顎関節症かな?と思う時が。

その原因にはいろいろあります。ストレスや外傷であったり、普段の生活であったり。 ストレスはなかなか取り除くことができませんし、外傷は防ぎようがありません。 ですが普段の生活を改善するということはできそうな気がします。

お時間のある時に、まずは普段の自分の癖を確認するということから始めましょう。
大きな鏡の前に立ってするもよし、手鏡で調べるのもよしですが、その鏡の前で口を開けてみましょう。まっすぐに口が開いているならいいですが、口を開けようとすると右か左にずれるという場合は痛みなどがなくても要注意ですよ。通常は、皆さん痛みや音が気になって来院されることが多いですが、まだ症状がなくてもまっすぐ開かないのであれば問題です。あれっ と思うならもう一度ゆっくりと開けてみて、やはり口がまっすぐ開かない(口を開けるときにくの字や逆くの字を描く)という場合はどこかに問題がある可能性が高そうです。
                      
そんな状況を放っておくと、いずれ口が開かない、開けるときに音がするということになりかねません。我々は食事を取らないと生きていけません。年をとると食べることが楽しみという方がたくさんおられます。そんなときに、口が開かない、開けると痛いというのでは、食事が苦痛になってしまいます。せっかく歯がちゃんとあっても、食べられないという事になってしまいますので早めにクリニックを訪ねてください。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.07.19更新

みなさん、こんにちは。
大阪市北区にある「水沼歯科医院」、院長の水沼武史です。

先月6月4日は虫歯予防デーでしたね。
ですが、6月4日だけが虫歯予防デーだというわけではありません。基本的に毎日が虫歯予防デーです。

なので毎日ブラッシングはちゃんとしないといけませんし、毎日でなくていいので、フロスを通すなり、歯間ブラシを使用するなりすることをお勧めします。

毎日フロスをする方がいいのですが、お口のケアに毎日時間をかけるのはなかなか難しいと思います。なので、最低週に1回はするようにしましょう。要するに自分のお口の中に興味を持つということが大事なのです。できれば自分で管理するのがいいでしょうが、出来ないのであればプロにお任せください。

虫歯は治らない、元に戻らない疾患なので風邪をひくというのとは全く違う病気です。風邪は治ったらその前とは基本的に変わらないですが、虫歯は削ったりして、場合によっては抜いてしまわなければならない病気です。サメのように次から次へと代わりの歯が生えてこればいいのですが、そんなことはありませんので、怖い病気なのです。

6月4日は自分のお口に興味をと持ちましょうと考えられたものであって、本来は毎日ケアしましょうと言いたいわけです。だから皆さんケアしてくださいね。できなければ定期的に我々がしますから。あきらめずにいきましょう。

投稿者: 水沼歯科医院

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