水沼歯科医院 Blog

2016.09.29更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回に引き続きインプラントについてお話しします。

インプラント治療について、今回はデメリットについてお話しします。

インプラント治療は、保険診療ではなく自費診療。保険診療は、医療費の3割は自分で負担し、残りの7割は国が支払ってくれるというものです。しかしインプラントは自費診療の為、100%自己負担となります。その点がインプラント治療の普及を妨げているのかも知れません。

現在の日本の医療費は年々右肩上がりで止まるところを知りません。確かに、日本の人口は減少傾向にあるので、いずれ医療費の伸びは止まるでしょうが、その一方で高齢者の数が増える為、これから益々、厳しい状況になっていくことでしょう。

皆さん、日本の医療費の総額はいくらかご存知ですか。年間およそ35兆円(平成25年概算)です。日本の年間予算の3割強が医療費なのです。その為、国は疲弊してしまっていることは既にニュースでも報道され、皆さん、ご存知のことかと思います。

つまりはこれ以上、国が負担することは、国が潰れてしまうことにもなり兼ねません。到底、インプラント治療にまでお金は回ってこないということです。従って、自費診療から、保険診療に変わるということは当分ないといえます。

保険診療は全て費用が決まっているので、どのクリニックでやっても同じ金額となりますが、自費診療は施設によって設定がまちまちです。これが患者様にとって、どこでやるのがいいか迷う要因になります。自費診療は、しっかりとしたカウンセリング、技術、価格、何よりも、きちんと自分の思いを受け止めてくれる信頼できるクリニック選びが大切です。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.09.26更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

インプラントの歴史、インプラントの材質などについては以前から書いてきましたのでお分かりいただいたかと思います。今日はインプラント治療について書きたいと思います。

インプラントの最大のメリットは、隣の歯を削らず、人工の歯根を顎に植え、単独で機能するようにすることです。

以前からのブリッジや義歯による治療は、隣の歯を削ったり、フックをかけ維持を求めたりと、どうしても隣の歯に負担をかけてしまいますが、インプラントは単独で顎に植込まれるものに荷重(力)をかけるため、隣の歯に負担をかけたりはしません。

そのことによって、隣の歯は長持ちしますし、歯根が骨に埋まっているので、自分の歯同様に噛むことが可能です。それは、きっと体験しないとわからない事かも知れませんが、きっと入れられた方は入れてよかったと思っていただけると思います。

もちろん、インプラントが100%いいことだらけだとは言い切れませんが、他の治療法と比べた場合、インプラント治療にはデメリット以上のメリットがあります。

私も初めてインプラント治療について聞かされた時、「こんなすごい治療法があるのだ」と目から鱗が落ちました。

では次回は、デメリットについてお話ししたいと思います。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.09.21更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

さて、続きです。インプラントのトリビアみたいになってきましたが、お付き合いください。

前回お話ししたように、現代インプラントの父と呼ばれたスウェーデンのブローネマルクさんが、チタンと骨が、結合することを発見したことがきっかけで、様々な技術が発展してきました。

では、それ以前に、インプラントはなかったのかというと、古代(紀元前)に貝を顎に植えたというものがあります。その頃から、現在のインプラントの走りの様なものがあったのです。

ただ、古代には現代のようにチタンを精錬する技術もなく、貝は骨とは結合しないのできっとそのインプラントの寿命は非常に短かったのだろうという予測がつきます。その後2000年以上経ってから現代のインプラントというものが発展していったのです。

現代に話を戻しますが、ブローネマルクさんがチタンと骨が結合するということを発見してから現代のインプラント技術が出来上がるまで、60年ほどかかり発展してきました。これもブローネマルクさんが、偶然にもチタンと骨が結合するということを発見したことに端を発するわけです。この発見がなければ、インプラント技術という恩恵を人間が手にすることは遅くなっていただろうと考えます。

現代人が歯を失っても、新たな人工の歯を獲得することの礎をブローネマルクさんが発見したこと、我々歯科医師が患者様の苦痛を少しでも軽減できることに改めて感謝します。

投稿者: 水沼歯科医院

2016.09.14更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回、インプラントの材料について書きましたが、何人かの患者様より、インプラントってどんな治療ですかと、質問を受けましたので改めて説明させていただきます。

インプラントとは、本来の意味からすると体の中に何か植えることを指します。
以前テレビで放映されたドラマ『下町ロケット』の人工弁(ドラマではガウディと名付けられてたもの)やペースメーカーなどもインプラントと呼ばれます。歯科におけるインプラントは人工歯根のことです。現在ではインプラントとネットで検索すると人工歯根と出てきたりするほど知名度は上がりました。

さて、そのインプラントですが、この技術はスウェーデンのベルン大学のブローネマルクという整形外科医が、チタンと骨が結合するということを1952年に発見したことが始まりでした。
元は、歯医者ではなく整形外科医が発見したのですね。その発見から様々な技術が開発され現在に至っている比較的新しい治療法です。

このブローネマルクさんは、のちに解剖学の教授となり、既に亡くなっていますが、現代インプラントの父とまで呼ばれるに至りました。

続きは次回。

 

投稿者: 水沼歯科医院

2016.09.08更新

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今日は、インプラントの材料についてお話しします。

日本という国は、ものづくりにかけては天下一品という折り紙付きだと思っていましたが、ことインプラントについは、残念ながら他国にリードを奪われているというのが現状です。

一から研究して日本人の顎に合うインプラントを作って欲しいと常々思っていますが、研究費もかかるし、対象が東洋人となると採算が合わないのでしょうか。日本製の純チタン製のインプラントの誕生を望んでいるのですが、無理なのかなと思う今日この頃です。

さて、純チタン製という話を先ほどしましたが、インプラントの材質には現在、純チタン製(チタンほぼ100%)、チタン合金製、チタン・ニッケル合金製と3タイプあり、さらに純チタンにもグレードがあり、1から4に分かれます。しかし、グレード1は強度が低いためインプラントには向かないため、一般にグレード2から4のものがインプラントには使われます。チタンは体との適合性がいいと言われている金属ですが、他には先に述べたようにチタン合金やチタン・ニッケル合金製があります。これらはチタンに他の金属を混ぜて、さらに強度を増すようにしてあります。ただ、合金になると当然チタンを含む量が減ってきますので、生体との親和性(なじみやすさ)が悪くなってきますし、金属アレルギーなども問題になってくる場合があります。

以上のことから、当院では純チタン製グレード4(強度があり、生体親和性がいいもの)を使用しています。

製品名でいうとストローマン社製の世界中で非常に多く使われているインプラントです。そのため、金属アレルギーなどは考えなくていいですし、安心して治療を受けていただけると考えております。

インプラントについてご質問があればいつでもお尋ねください。

 

投稿者: 水沼歯科医院

side_inq.png